お風呂の給湯器をつけっぱなしにしたときのガス代は?節約方法も解説

更新日:2026年7月23日
浴室の給湯器リモコンのイメージ

お風呂の給湯器は、毎回電源を切ったほうがよいのかつけっぱなしにしたほうがよいのか迷う人も多いでしょう。つけっぱなしにするとガス代や電気代が高くなりそうなイメージがありますが、実際は大きな影響が出ないケースもあります。この記事では、給湯器をつけっぱなしにする際の注意点や、お風呂のガス代を抑える節約方法について解説します。

この記事でわかること/解決できること

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目次

給湯器のつけっぱなしは危ない?

給湯器の電源を入れたままにしても、必ずしも危険が生じるわけではありません。しかし、注意すべき点もあります。

給湯器の電源を入れたままでも問題ない

一般的な給湯器であれば電源を入れたままにしても、安全性に問題はありません。最近の給湯器は、蛇口をひねって湯を出したときにのみ点火する仕組みです。湯を使用していない待機状態ではガスを消費せず、火災や一酸化炭素中毒のリスクもありません。日常的な利用において電源を頻繁に切る必要はなく、安心して利用できます。

古いものや長年使用した給湯器は注意が必要

製造から長期間経過している給湯器をつけっぱなしにする場合は、注意が必要です。経年劣化により部品が消耗し、予期せぬ不具合を招く可能性があります。内部の基板ショートによる発火や、ガス漏れなどは深刻な事故の原因の1つです。

10年以上同じ機器を使用している人は安全のため定期的な点検を実施し、異常を感じた際は早急に専門業者へ連絡しましょう。

参考:ガス給湯器・ガスコンロの寿命・耐用年数・メンテナンス方法|東京ガス

バランス釜タイプは火災になりやすい

浴槽の隣に設置するバランス釜タイプの機器は、つけっぱなしによる火災リスクが高くなっています。バランス釜は常に種火を燃やし続ける構造になっており、放置すると周囲の可燃物に引火する危険があります。

実際に種火を消し忘れたまま外出し、火災に発展することもあります。バランス釜を利用している場合は、入浴後や外出前に必ず種火を消す習慣づくりが必要です。

給湯器をつけっぱなしにするとガス代はどうなる?

給湯器の電源をつけっぱなしにした場合、毎月のガス代や電気代にどのような変化が生じるのか解説します。

ガス代に大きな影響はない

給湯器をつけっぱなしにしても、ガス代が高騰することはありません。給湯器は水が配管を通り抜けるときにのみガスを消費して点火する仕組みです。蛇口をひねって湯を出さない限り、内部でガスが燃焼することはありません。

待機状態でガスを無駄に消費する心配はなく、電源を切り忘れたとしてもガス代への影響はありません。

1か月の電気代の目安

給湯器をつけっぱなしにしていてもガス代はかかりませんが、待機電力としてわずかな電気代が発生します。給湯器の電源パネルや内部のセンサーを稼働させるためには、微小な電力が必要です。

しかし、一般的な給湯器における待機電力の消費量は小さく、1か月あたりの電気代に換算すると数十円から数百円程度に収まります。

こまめな電源オフとの違い

こまめに給湯器の電源を切っても、節約効果は大きくありません。待機電力による電気代自体が少額であり、労力に見合うほどの恩恵を得にくくなっています。表の通り、電源操作よりも湯の使用量を減らすほうが効果的です。

対策 期待できる節約効果
電源をこまめに消す月に数十円の電気代削減
湯の設定温度を下げる月に数百円のガス代削減

電源操作よりも日々の使い方を見直しましょう。

給湯器のつけっぱなしで注意したいポイント

給湯器をつけっぱなしにする際、安全かつ適切に機器を扱うためには気をつけるべきポイントがあります。

給湯器本体のコンセントは抜かない

給湯器本体の電源コンセントは、原則として抜かないでください。コンセントを抜いてしまうと、冬季における凍結防止機能などの重要な機能が作動しません。具体的には、気温が下がった際に配管内の水が凍結して膨張し、機器の破損や水漏れといった深刻な故障を引き起こす原因になります。

わずかな電気代を節約する目的であっても、コンセントは常に差したままにしましょう。

2週間以上の長期不在時は電源オフにする

旅行や出張などで家を長期間空ける場合は、電源をオフにしてください。不在時に予期せぬ不具合が発生するリスクを減らせるだけでなく、待機電力の消費を防げます。たとえば、2週間以上不在にする際は季節に応じて以下の対応を実施します。

  • 夏季:電源パネルを切り、ガス栓と給水元栓を閉める
  • 冬季:凍結防止のためコンセントは抜かず、ガス栓を閉める

長期間使用しないときは状況に合わせて適切に対応しましょう。

落雷予想時は電源をオフにする

雷雨が予想される日は、あらかじめ給湯器の電源をオフにしてください。落雷による過電流がコンセントを伝い、内部基板をショートさせて故障を招く恐れがあるためです。さらに、雷が鳴り始めたら感電を防ぐために機器や配管に触れないことも重要です。可能であれば、雷が鳴る前にコンセント自体を抜いておくとより安全に保護できます。

お風呂のガス代を抑えるための節約方法

毎月のお風呂のガス代を安くするためには、給湯器の使い方や機器の選び方を工夫することが大切です。具体的な節約方法を詳しく解説します。

省エネタイプの給湯器を選ぶ

お風呂のガス代を大幅に節約するためには、省エネタイプの給湯器(エコジョーズ)を選ぶことが有効です。従来の機器では捨てられていた排気熱を再利用して湯を沸かすため、少ないガス消費量で効率よく加熱できます。

具体的には熱効率が従来の約80%から約95%へ向上し、ガス代を約13%削減できることもあります。長期的なコストを抑えるなら、省エネ性能の高い機器への変更もおすすめです。

参考:エコジョーズなら光熱費コストを大幅カットでお得|リンナイ

古い給湯器は交換を検討する

古い給湯器を使用し続けている場合は、新しい機種への交換も節約につながります。古い給湯器は経年劣化によって内部の熱効率が低下し、同じ量の湯を沸かすためにより多くのガスが必要です。たとえば、10年以上前の機器から最新機器へ変更するだけで基本性能が向上し、日々のガス消費量を抑えられます。

給湯器の修理を依頼する

給湯器に不具合を感じた際は、早めに専門業者へ修理を依頼することでガス代の無駄を防げます。故障した状態で無理に使用を続けると、正常に燃焼せず、必要以上のガスを消費します。湯の温度が安定しない、異音がするといった症状は故障や異常を示すサインです。

放置するとガス代の増加や事故につながる恐れがあるため、異常に気づいた段階で速やかに修理を依頼してください。

お湯の温度設定を見直す

湯の設定温度を少し下げるだけでも、手軽にガス代を節約できます。水を加熱する幅が小さくなるほど、ガス消費量を抑えられます。設定温度を42度から40度に2度下げるだけでも、1年間で数千円のガス代削減につながる計算です。季節に合わせて夏場はぬるめに設定するなど、無理のない範囲で調整しましょう。

追い焚き回数を減らす

浴槽の湯を温め直す追い焚きの回数を減らすことは、お風呂のガス代の節約に直結します。冷めた大量の水を再び加熱するためには、多くのガスを消費します。下記のような対策をとることで、追い焚きの使用を最小限に抑えられます。

  • 浴槽に保温シートを浮かべる
  • 入浴中はこまめにフタを閉める

湯の温度を保つ工夫を取り入れ、無駄な追い焚きを控えることが節約への近道です。

節水シャワーヘッドを使用する

シャワーヘッドを節水タイプに替えることも、ガス代と水道代の削減に有効です。流れる湯の量自体が減少し、湯を沸かすためのガス消費量も同時に抑えられます。具体的には、手元に止水ボタンがある製品を選ぶとこまめに湯を止めやすく、約30%から50%の湯量を削減できる製品もあります。

初期費用はかかりますが、節水シャワーヘッドの導入は長期的に費用対効果が高い方法です。

家族の入浴時間をまとめる

家族が間隔を空けずに連続して入浴することで、ガス代を節約できます。湯が冷める前に入浴を済ませれば、追い焚きや足し湯は必要ありません。たとえば1人が入浴したあとに時間を空けると水温が下がり、再び適温にするためにガス代が必要です。一方で家族全員が続けて入浴すれば再加熱のコストを最小限に抑えられます。

給湯器のつけっぱなしに関するよくある疑問

給湯器をつけっぱなしで使用する際、よくある疑問と回答を詳しく解説します。

故障することはある?

給湯器をつけっぱなしにしていても、一般的な給湯器が故障するわけではありません。ただし、落雷による過電流や、長年の使用による経年劣化は故障の原因の1つです。通常の使用範囲であれば心配ありませんが、雷が鳴る日は電源を切り、10年以上使用している機器は点検を実施しましょう。

寿命は縮まない?

給湯器をつけっぱなしにしていても、給湯器の寿命が大幅に縮むことはありません。待機状態で各部品にかかる負担は極めて小さくなっています。一般的な給湯器の寿命は10年から15年程度とされており、寿命を左右するのは電源の有無よりも使用頻度や設置環境です。

たとえば、入浴人数が多く湯を頻繁に使う家庭ほど消耗は早まります。寿命への影響を気にして電源をこまめに切る必要はありません。

冬に給湯器をオフにしたら凍結する?

冬に電源コンセントを抜くと、配管内の水が凍結するリスクが高まります。電源を遮断すると、機器に備わっている凍結防止機能が作動しません。具体的には外気温が氷点下を下回るような日にコンセントを抜くと、凍結による配管の破裂や水漏れといった重大なトラブルを引き起こす恐れがあります。

冬場は絶対にコンセントを抜かず、常に差した状態を維持してください。

凍結防止機能はいつ作動する?

給湯器の凍結防止機能は、外気温が特定の温度を下回った際に自動でヒーターが作動する仕組みです。一般的には気温が約3度から5度以下になるとセンサーが検知し、内部の配管を温め始めます。

機器によっては、ポンプを稼働させて水を循環させることで凍結を防ぐタイプもあります。凍結防止機能はコンセントが接続されていなければ機能しないため、気温が下がる時期は通電状態を保つことが重要です。

まとめ

給湯器のつけっぱなしは基本的に大きな危険はないものの、古い機種やバランス釜タイプでは注意が必要です。また、つけっぱなしにしているときの電気代や使い方によっては毎月のガス代にも差が出るため、日頃からの節約が欠かせません。

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