都市ガス・プロパンガスの2人暮らしのガス料金はどのくらい?節約術も解説

更新日:2026年8月27日
2人暮らしのガス料金を確認するイメージ

2人暮らしを始めるにあたり、毎月のガス料金がどのくらいかかるのか気になる人は多いでしょう。本記事では、都市ガスとプロパンガスのガス代の平均や、それぞれの違いについて詳しく解説します。日々の生活で実践できる具体的な節約方法や固定費の見直し方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること/解決できること

  • 戸建または分譲マンションに住むファミリー層の世帯主
  • 新居への入居や住み替えをきっかけに、都市ガス契約を検討している人
  • 光熱費の見直しや生活サービスの一括管理をしたい人
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目次

2人暮らしのガス代の平均は?

総務省の家計調査2025によると、2人世帯における1か月あたりのガス代の平均は4,663円です。なお、実際の金額は使用するガスの種類によって大きく変動します。

参考:家計調査2025|総務省

都市ガスのガス代

2人暮らしで都市ガスを使用する場合、1か月あたりの平均ガス料金は約3,000円から4,000円が目安となります。都市ガスは国や自治体の認可・届出を経て価格が決定されるため、料金の急激な変動が少ない点が特徴です。

基本料金と従量料金を合わせた段階制の料金体系が多く、使用量を抑えることで大幅な負担軽減につながります。

プロパンガスのガス代

2人暮らしでプロパンガス(LPガス)を使用する場合、1か月あたりの平均ガス料金は約5,000円から7,000円が目安です。プロパンガスはガス事業者によって料金の差が大きく、都市ガスと比較して高く設定される傾向があります。

特に、冬場のお湯の使用量増加に伴い、月々の請求額が1万円を超える世帯も珍しくありません。

ガス代は地域や季節によっても異なる

ガス料金は住んでいる地域や季節によって大きな差が生じます。地域によってガス代が変動するのは、おもに各ガス会社が設定する基本料金や従量単価の格差、そして気候に伴う水温の差が要因です。

特に、冬場は外気温が下がる影響で水道水の温度が著しく低下するため、設定温度までお湯を沸かす際に必要となるガスの消費量が急増します。プロパンガスと都市ガスのいずれを利用している場合でも、1年のなかで冬から春先にかけての時期はガス料金が高くなりやすい傾向にあります。

都市ガスとプロパンガスの違い

都市ガスとプロパンガスには、供給方法や料金体系などいくつかの違いがあります。

供給エリア

都市ガスとプロパンガスは、それぞれ供給される地域が異なります。都市ガスは道路の下に埋設されたガス導管を通じて各家庭に供給する仕組みであるため、配管網が整備された都市部やその周辺地域を中心に普及しています。

一方、プロパンガスは、ガスを充填したボンベを各家庭に直接配送する方式を採用しているため、配管網の有無にかかわらず日本全国のほぼ全域で利用が可能です。

供給方式

都市ガスとプロパンガスは、ガスの届け方や管理方法において異なる供給方式を採用しています。都市ガスは液化天然ガス(LNG)を主成分とし、ガス製造工場から網の目のように張り巡らされた導管を通じて、24時間体制で自動的に各住戸へ送り込まれる仕組みです。

これに対してプロパンガスは液化石油ガス(LPG)を主成分とし、配送車が各世帯を巡回してガスボンベを交換することで供給を維持します。そのためプロパンガスは、災害発生時における復旧の早さが特徴です。

料金体系

都市ガスは、ガスの使用量に応じて基本料金が段階的に変わります。一方、プロパンガスは基本料金は一定であることが多く、ガス事業者によって料金設定が大きく異なる傾向があります。

熱量

都市ガスとプロパンガスは、燃焼した際に発生する熱量(カロリー)に約2倍の差があります。プロパンガスの熱量は1立方メートルあたり約99メガジュール(約24,000キロカロリー)であるのに対し、都市ガスは約45メガジュール(約11,000キロカロリー)です。

プロパンガスの方が発熱量が高いため、同じ分量のお湯を沸かす場合、都市ガスよりも少ないガス消費量で済むという特徴を持ちます。

参考:LPガスとは?|LPガス安全委員会
参考:都市ガスの種類・熱量・圧力・成分|都市ガス

プロパンガスが都市ガスよりも高くなりやすい理由

プロパンガスの料金が都市ガスよりも割高になりやすい理由は、供給方法に伴う人件費や初期費用の回収の仕組みにあります。プロパンガスは各家庭にボンベを直接配送する体制をとるため、配送員の人件費や車両の維持費が料金に加算される仕組みです。

これに加え、従来は住宅の建築時や入居時にガス会社が配管などの設備費用を負担し、その費用を月々のガス料金に上乗せして回収する無償配管の契約慣行が存在していました。しかし、現在は法改正により三部料金制の徹底が義務付けられ、ガス消費と直接関係のない設備費用をガス料金に上乗せすることも禁じられています。

参考:LPガス料金の表示・計上方法に関する新しいルールを施行しました|経済産業省

2人暮らしのガス代を節約する方法

2人暮らしのガス代を抑えるためには、毎日の生活習慣や契約内容を見直すことが大切です。

ガスの使い方を見直す

お風呂、キッチン、暖房器具のガス消費を節約する方法をそれぞれ解説します。

お風呂でのガスの節約術

家庭内で最もガスを消費するのはお風呂での給湯です。2人暮らしの場合、入浴の時間帯を合わせるか、間隔を空けずに入浴することで追い焚きの回数を減らすことができます。追い焚きは浴槽の冷めたお湯を再度温め直すため、多くのガスを消費します。

また、シャワーの出しっぱなしを控えることも重要です。1回あたりのシャワーの時間を短縮したり、こまめに蛇口を閉めたりすることで、使用する湯量を削減できます。具体的には、以下の対策が有効です。

  • 入浴時は浴槽にフタをして保温する
  • 追い焚きを使わず、間隔を空けずに入浴する
  • 節水シャワーヘッドを導入して使用湯量を抑える

キッチンでのガスの節約術

キッチンでも調理方法や調理器具の工夫次第で、毎日のガス消費量を削減することができます。コンロの炎が鍋の底からはみ出している状態は、熱が逃げて無駄なガスを消費するため、強火ではなく中火以下に調整することが重要です。

また、熱伝導率の高いフライパンの使用や、電子レンジによる事前の加熱調理を組み合わせることで、ガスコンロを使用する時間を大幅に短縮できます。具体的には、以下の対策が有効です。

  • 鍋の底の水分を拭き取ってから火にかける
  • 煮物調理の際は落としフタや鍋のフタを徹底する
  • 電子レンジで根菜類を下ゆでしてから調理する

暖房機器のガスの節約術

ガスファンヒーターや床暖房などの暖房機器は、設定温度や使い方を少し変えるだけで大きな節約効果が期待できます。

また、タイマー機能を活用して必要な時間帯のみ運転させることで、消し忘れによる無駄なエネルギー消費を防ぐことができます。具体的には、以下の対策が有効です。

  • 室内の設定温度を20度に設定する
  • フィルターの掃除を定期的に行い、暖房効率を維持する
  • 外出する15分前にはスイッチを切る

給湯器を交換する

古くなった給湯器を省エネ性能の高い機器へ交換することは、ガス料金を根本から削減するために有効な手段です。

特に、「エコジョーズ」と呼ばれる潜熱回収型ガス給湯器は、従来切り捨てられていた排気熱を再利用してお湯を沸かす構造を持ちます。これにより熱効率が向上し、ガス代を約13%削減することが可能です。初期費用はかかりますが、毎月のガス代を抑えることで長期的な出費の軽減につながります。

料金プランやガス会社を見直す

ガス料金を大幅に抑えるためには、契約中の料金プランやガス会社そのものを変更する方法が最も効果的です。2017年の都市ガス小売全面自由化に伴い、さまざまな事業者がガス市場へ参入し、多彩な料金プランが提供されるようになりました。

現在のガス使用量に合わせて最適なプランを選ぶことで、基本料金や従量単価を直接引き下げることが可能です。

特に、電気とガスを同じ会社でまとめて契約する「セットプラン」を選択すると、毎月の支払額に対して割引やポイント還元が適用されるため、世帯全体の固定費の削減につながります。

まとめ

2人暮らしにおける月額のガス料金は、都市ガスが約3,000円から4,000円、プロパンガスが約5,000円から7,000円が平均的な目安です。プロパンガスは配送コストや設備費用の回収の仕組みがあるため、都市ガスよりも基本料金や従量単価が高くなりやすい傾向にあります。

ガス代を抑えるためには、日々の入浴方法や調理手順といった細かな意識付けが大切です。さらに、省エネ型の給湯器への交換や、固定費を根本から見直すためのガス会社の変更、電気とのセットプランの契約などを選択肢に入れることで、世帯全体の支出の大きな削減につながります。

2人暮らしのガス代を節約するなら、ぜひガスワン(Gas One)をご検討ください。ガスワン(Gas One)は、プロパンガスや都市ガスに加え、電気(エネワンでんき)や宅配水(ウォーターワン)などの幅広いサービスを提供しています。それぞれのサービスを組み合わせたお得なセット割も用意しているので、この機会にぜひチェックしてみてください。