2025年からガス代が高い原因は?値上がりの背景と家庭でできる対策

更新日:2026年7月23日
ガス代の請求を確認するイメージ

2025年以降、「急にガス代が高くなった」とお悩みではありませんか。ガス代の値上がりには、社会情勢が深く関係しています。本記事では、2025年からガス代が高いと感じるようになった原因や今後の見通し、世帯人数別の平均額などを解説します。家庭でできるガス代の節約術も解説するので、毎月の負担を軽減する参考にしてください。

この記事でわかること/解決できること

  • 戸建または分譲マンションに住むファミリー層の世帯主
  • 新居への入居や住み替えをきっかけに、都市ガス契約を検討している人
  • 光熱費の見直しや生活サービスの一括管理をしたい人
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目次

ガス代の基本的な仕組み

ガス代は、毎月固定で発生する基本料金と、使用量に応じて変動する従量料金、および原料費調整額で構成されます。基本料金には、ガスメーターなどの設備維持費用が含まれます。一方の従量料金は、1か月のガス使用量に単位料金を掛け合わせて算出されるものです。

さらに、ガスの単位料金は、為替や輸入価格の変動を反映する原料費調整制度によって毎月調整されます。

2025年から「ガス代が高い」と感じるようになった原因とは?

ここからは、2025年以降にガス代が高くなった原因を解説します。

原料費調整額の変動を招く社会情勢

ガス代に含まれる原料費調整額は、国際的な社会情勢によって大きく変動します。日本のガス原料は、大部分を海外からの輸入に依存しているためです。

エネルギー価格の高騰

世界的な需要増加と資源供給国の情勢不安により、ガスの主原料である液化天然ガス(LNG)などのエネルギー価格が高騰しています。

近年は、世界規模での脱炭素化の推進に伴い、比較的環境負荷が低いLNGへの需要は各国で急増しました。また、海外の地政学的なリスクが高まると、資源の安定的な供給が妨げられ、原料価格の急激な上昇につながる傾向があります。

こうした背景から日本が調達する際の取引価格が上昇し、それがガス代にも反映される結果となっています。

円安

急激な円安の進行も、ガス代を押し上げる大きな理由です。原料を海外から調達する際、支払いは、おもに米ドルで行われます。例えば、原油や液化天然ガスの国際価格自体に変動がなくても、円の価値が下がれば日本円に換算した際の輸入コストは自動的に膨らむことになります。

この為替差損によるコスト増加分は、毎月の料金に反映される仕組みです。円安傾向が続く限り、ガス代は高い水準を推移するでしょう。

補助金の実施期間による違い

政府が実施する補助金制度の有無によっても、体感するガス代は大きく変化します。国による支援が適用されている期間はガス代が抑えられますが、反対に補助金の実施期間が終了すると、値引き分が本来の価格に戻るためです。

なお、こうした補助金は2025年以降も期間を定めて、定期的に実施されています。補助金の実施期間が終わっても、社会情勢や季節的要因を鑑みて再開される可能性は十分あるでしょう。

ガス代高騰はこのまま続く?今後の見通し

当面の間、ガス代の高止まりは続く見通しです。おもな原因である国際的なエネルギー情勢の不安定さや円安傾向が、早期に解消される見込みが薄いためです。中東情勢の緊迫化や各国の脱炭素政策の進展により、主原料である液化天然ガス(LNG)の調達コストは引き続き高水準で推移すると予想されます。

外的な要因に依存しない根本的な対策として、日々の節約や契約プランの見直しが一層重要となるでしょう。

ガス代はいくらから高い?世帯人数別の平均額

社会情勢は個人の努力で変えられなくても、家庭でのちょっとした工夫によりガス代を下げられる可能性は十分あります。総務省の家計調査(2025年)に基づく、世帯ごとの1か月あたりの平均ガス代は以下の通りです。

世帯人数 平均ガス代
1人世帯2,999円
2人世帯4,663円
3人世帯5,096円
4人世帯5,112円
5人世帯4,877円
6人以上世帯5,361円

出典:総務省 家計調査2025

月々のガス代がこの目安を大きく上回る場合は、一度ガスの使い方や契約プランを見直してみるとよいでしょう。

ガス代の平均は地域によっても異なる

ガス代の平均額は、居住する地域によっても異なります。例えば、寒冷地では冬場の暖房や給湯でガスの消費量が増加します。

また、都市ガスが整備されていない地域では、料金設定が高い傾向にあるプロパンガスを利用する世帯が多いため、平均額が引き上げられる可能性があるでしょう。ガス代が適正なのか判断する際は、全国平均とともに地域別の傾向も考慮することが大切です。

ガス代が平均よりも高い理由

自宅のガス代が平均額を上回る場合、以下のような原因が考えられます。

ガスの使用量が多い

ガス代が高くなる直接的な原因は、日々のガス使用量が多いことです。ガス代は従量料金制を採用しているため、消費した分だけ代金は加算されていきます。

例えば、入浴するたびに追い焚きを繰り返す場合や、シャワーを長時間利用する家庭では、ガスの消費が増えやすいでしょう。ガス代を適正に抑えるためには、日々のガスの使い方を見直すことが重要です。

ガス設備が劣化している

ガス設備が経年劣化していると、ガス代が高くなる傾向にあります。長年の使用で機器の熱効率が低下し、目的の温度に達するまでに通常より多くのガスを消費するためです。

具体的には、10年以上稼働している給湯器は内部部品が消耗しており、最新機種と比較して燃費が悪化するケースが目立ちます。ガスの使用量が以前と変わらないにもかかわらずガス代が高い場合は、設備の劣化状況も確認してみましょう。

プロパンガスを使用している

プロパンガスは、都市ガスと比較して毎月の支払額が高くなる傾向にあります。具体的には、プロパンガスを使用している場合のガス代は、都市ガスの約1.8〜2倍になるとされています。

このように全く同じ量のガスを消費したとしても、プロパンガスを契約している場合は割高になりやすいのが実情です。

家庭でできるガス代の節約術

毎月のガス代を効果的に抑えるためには、日々の生活のなかで手軽に実践できる工夫を継続することが重要です。

入浴中や調理中のお湯の使用量を減らす

水を温める際には、多くのガスを消費します。そのため、入浴時や調理時にお湯を使う量を減らすことは、ガス代の削減に直結します。

具体的には、以下のような工夫をするとよいでしょう。

  • シャワーを流しっぱなしにせずこまめに止める
  • 食器洗いでお湯を利用する時間を短縮する
  • お湯の使用量を30〜50%程度カットできる節水シャワーヘッドを導入する

日々の生活のなかで、お湯の無駄遣いをなるべく防ぐことが大切です。

給湯温度を下げる

給湯器の設定温度が低いほど、お湯を沸かすためのエネルギー消費量を減らせるため、ガス代の節約につながります。例えば、温度を1度下げるだけでも、毎月の出費を抑えられます。お湯を快適に使える範囲で、給湯温度の設定を見直してみましょう。

調理方法を工夫する

キッチンでの調理方法を工夫することで、ガス代を削減できます。例えば、鍋底の水滴を拭き取ってから火にかける、あるいは落としぶたを活用すると熱が素早く食材へ伝わり、ガスの消費量を抑えられます。

1つの鍋で複数の食材を同時にゆでる、電子レンジで下処理を済ませてからコンロを使用するといった工夫も効果的です。このように、毎日の調理に少しの工夫を取り入れることが、ガス代を抑えることにつながります。

ガス暖房器具の設定温度を下げる

ガス暖房器具を使用している場合は、暖かさをキープできる範囲で設定温度を調整することも重要です。設定温度を1度下げることで、ガス代を5〜10%削減できます。

サーキュレーターを併用する、重ね着をするなど、ガス暖房器具の設定温度を上げなくても暖かさを感じられる工夫をするとよいでしょう。

高効率な給湯器を導入する

高効率な給湯器の導入は、ガス代の大幅な削減に直結します。従来の機器で捨てていた排気熱を再利用し、少ない消費量でお湯を沸かせるためです。

具体的には省エネタイプの給湯器(エコジョーズ)へ交換すると、熱効率が向上してガス代を約13%削減できます。初期費用は発生しますが、長期的には支出の低減が見込めるでしょう。

断熱性を高める

住まいの断熱性を高めると、暖房効率の向上によりガス代の節約につながります。具体的には、窓に断熱シートを貼る、あるいは厚手のカーテンを使用するなどの対策が挙げられます。

また、すき間テープを活用して、冷気の侵入を防ぐのも有効です。このように、空間の保温力を向上させることが、ガス代を抑える手段となります。

契約するガス会社やプランを見直す

契約するガス会社や料金プランを見直すことも重要です。例えば、電気とガスのセット契約による割引プランや、特定の時間帯に単価が下がるプランなどを選べば、ガス代の削減につながります。それぞれのライフスタイルに合わせて最適なプランへ乗り換えることで、今の生活習慣を変えることなく、毎月の負担を軽減できます。

まとめ

2025年以降のガス代高騰は、資源価格の上昇や円安、補助金制度の実施時期による違いなどがおもな原因です。日本のガス原料は輸入に依存しているため、海外の情勢変化による影響を強く受けます。

この高止まり傾向は今後も続く見通しのため、各家庭での対策が重要です。まずは、世帯人数別の平均額と現在のガス代を比較し、利用状況を確認しましょう。ガス代が平均より高い場合は、日々のガスの使い方や設備の劣化状況を見直すことが大切です。

また、契約するガス会社や料金プランの見直しも、ガス代の削減に直結します。ガス会社を乗り換える際は、ぜひ「ガスワン(Gas One)」をご検討ください。

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